これは、ツイッターユーザーのきんぐぐーさん(@ZH_Guu)が2021年9月14日、「100分の1の確率を勘で当てに行く男」
という一文とともに投稿した写真。
「問8」の解答欄は2箇所あり、「濃度」と「割合」をそれぞれ答える。写真では、「割合」の欄に「83%」と記入し、丸がつけられている。
仮に答えが小数点以下を求めないものでも、0~100まで101通りの可能性があり、偶然正解するのはほぼ神業では......? 本当にそんなことがあるのだろうか。
リプライ欄では、
「完全な能力者」
「天才か!」
「すげぇ、おぼろげに見えて来たんでしょうね、83という数字が」
「4択問題を20問全部勘で当てたおれよりすごい」
など、驚嘆の声が次々に寄せられている。
きんぐぐーさんは現在、滋賀県大津市の県立高校に通う3年生。
投稿した写真は、実力テストの化学の答案。このテストは平均点が100点満点中30点と厳しいもので、きんぐぐーさん自身の点数は64点だったという。
「83%」が答えだったのは、どんな問題だったのか。
「問題内容は『工業用炭酸ナトリウム中に含まれる炭酸ナトリウムの割合を有効数字2桁で求めよ』というものです。問題文中にある実験から計算して求めるのが、本来の趣旨です」
「83%」という数字は、完全にあてずっぽうで書いたのだろうか。
「問題文を見て、ある程度大きい数字という見当はつけましたが、それ以外の根拠はなかったです」
やはり、勘が鋭すぎる。偶然正解だったときの感想を聞くと、
「問5~7が空欄の中、(問8だけ)○だったので最初はなんじゃこりゃってなりました」
とのこと。
丸を付けた先生も、きっと同じ気持ちだったに違いない。