X JAPANのベーシストであるHEATHさんが急逝したことが報じられ、ファンや関係者に衝撃が走っている。55歳だったHEATHさんは、リーダーのYOSHIKIが主催したディナーショーに特別ゲストとして出演していたばかりであった。先輩のボーカリスト、ISSAYさんとも再結成前にバンドで一緒に活動していたHEATHさんの訃報は、彼を知る人々にとっても驚きだろう。

HEATHさんは今年、体調が悪い日々が続き、がんが見つかったが、バンドメンバーにはそのことを知らせる時間がなかったようだ。「バンドがいつ活動再開しても支障がないよう、他の仕事を控えるような人でしたね。180センチの長身に体重が50キロという細身。手足が長く、欧米のロックミュージシャンのようにステージ映えしていました。人気ロッカーでありながら、その素顔はとても謙虚な庶民派で、ドトールコーヒーで知り合いが見かけると『おはようございます。モーニングコーヒーです』なんて笑顔で挨拶したり、行きつけのバーの常連客の体調を気にかけ『大丈夫ですか』と声をかけていた。飲食店を営んでいたお母さま譲りの気づかい、サービス精神だったのかも知れません」

「まだ亡くなったという実感がありません。

つい先日、HEATHさんの大ファンという若者とHEATHさんについて、話したばかりです。ステージで格好よくベースを弾いていた姿、HEATHさんのファンクラブイベントで声をかけてくれて、久しぶりにステージで一緒に演奏したのを昨日のことのように思い出しています。ご冥福をお祈りします」彼は、ファンにとっては謙虚で人柄が良く、バンドの再結成を望んでいたと言われている。