中瀬「69歳で亡くなる前日まで遊んでいた夫の銀行口座を確認したら103円。彼が旅立った時点で私自身も半分持っていかれた」岩井志麻子×中瀬ゆかり×叶井俊太郎鼎談
2023/11/10

映画業界で知らない人のいない宣伝プロデューサーの叶井俊太郎さんには、膵臓がんによる余命半年という診断が下されました。しかし、彼は治療に時間を割かずに仕事に専念することを決めました。叶井さんは仲の良い小説家の岩井志麻子さんと編集者の中瀬ゆかりさんと一緒に、余命半年について再び話し合うことにしました。

岩井さんと中瀬さんは、末期がんと話す機会がほとんどないため、このような機会は珍しいと感じました。しかし、彼らは叶井さんが強さを持っていると感じており、彼が大した男だと思っています。 叶井さんは、「もし医者から余命半年と宣告されたら、どうする?」という問いかけをした。

岩井さんは、怖さを忘れるために、おもしろい葬式の計画を立てるかもしれないと答えました。彼女は自身の好きな豹柄の棺や豹メイクの遺影、そして中国の獅子舞を取り入れた葬式を希望していると話しました。彼女は中華街に協力してもらって、お祭りのような葬式を行いたいと思っています。さらに、豹柄の墓石を探し、それがインスタ映えするスポットになることも期待しています。

一方、叶井さんは死後の準備には興味がなく、仕事に専念していると答えました。彼は現在、『ホラー版 桃太郎』という映画を製作しており、余命を考えて前倒しで制作を進めているそうです。

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中瀬さんは、叶井さんが「こんなふうに見送ってほしい」というようなことを話しているのかと尋ねましたが、叶井さんはそうではないと答えました。ただし、「葬式はやったほうがいい」というみんなの意見には従うつもりだと妻に伝えたと述べました。

この会話を通じて、三人の間に笑いの絶えない雰囲気がありました。叶井さんは、余命半年という現実を受け入れつつも、自分らしい生き方を選んでいます。彼の思いやりとポジティブな姿勢は、周囲の人々にも影響を与えているようです。

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