二十五年、我慢してきた。
でも――FBで伸びるのは「理屈」じゃない。「感情の爆発」と「因果応報」だ。
以下、テンポ最優先/会話多め/怒り→反転→スカッとで、同じ人物・同じ核心事件を保ったまま改写したよ(1200字以上)。
二十五年目のある夜。
食卓で、夫・広がスマホを片手にニヤつきながら言った。
「なあ美穂、俺さ……SNS始めたんだわ」
「へえ、珍しいね」
「表現の自由ってやつ?今の時代、男も声上げないと損するからさ」
嫌な予感がした。
でもその時の私は、まだ“戻れる”と思ってた。
ところが一か月もしないうちに、夫の口癖が変わった。
「フォロワーが言ってたけどさ」
「最近の女ってさ」
「男が稼いでるのにさ」
娘・優菜が先に気づいた。
「お母さん、これ見て。お父さんの投稿…ヤバい」
スマホを覗くと、そこには――
【専業主婦は寄生虫】
【女が社会をダメにする】
【男は搾取されてる】
……は?
私、今目の前で味噌汁作って、洗濯して、家のローン回して、娘の弁当までやってんだけど?
「広、これ何?」
「一般論だよ。刺さったなら図星ってことだろ」
夫は平然と笑った。
娘がキレた。
「一般論?目の前に専業主婦いるのに?」
「お前ら女は感情的なんだよ」
その瞬間、胸がスッと冷えた。
ああ、これがこの人の“本音”なんだ。
そこから夫は加速した。
フォロワーが増えるたびに、態度がデカくなる。
ついには顔出し配信まで始めた。
「日本の男よ立ち上がれ!」
近所の奥さんに言われた。
「ねえ、美穂さん…旦那さん、YouTube出てるよ?男を見くびるなって叫んでた…」
血の気が引いた。
帰宅した夫に言った。
「やめて。会社の人が見たらどうするの」
「むしろ見てほしいね。俺の考えを広めたい」
「恥ずかしいの。私も優菜も外歩けない」
「女はすぐ世間体だな」
この時点で、もう夫婦じゃなかった。
数日後。
帰宅時間になっても夫が帰らない。
終電を過ぎても帰らない。
不安でSNSを見ると、夫の投稿が光っていた。
【俺は決めた】
そしてLINEが来た。
――俺はもうその家にいる意味がない。
――絶縁だ。寝室の引き出しに離婚届置いた。提出しとけw
……「w」?
引き出しを開けると、記入済みの離婚届。
証人欄には知らない名前。
娘が呆れた声で言った。
「昭和ドラマかよ…」
私はスマホを置いて、静かに返した。
「分かったわ」
翌日、市役所に出した。
判子を押す手は震えなかった。
“寄生虫”と呼ぶ男と、これから老後を迎える未来が一ミリも見えなかったから。
離婚成立。
その後、夫はSNSでイキり続けた。
ビジネスホテル、外食、缶ビール、ステーキ。
【自由を手に入れた】
【俺の時代が来た】
でも現実は、地味に残酷だった。
夫は「家計」を何一つ知らなかった。
給料口座の通帳、印鑑、カード――全部、私が管理してた。
暗証番号?本人が覚えてない。
つまり元夫、
“自分の給料を自分で下ろせない自由な男”になった。
投稿が変わり始めた。
【銀行の手続きが面倒】
【カードが使えなくなった】
【誰か金貸して】
優菜が笑いもせず言った。
「…お父さん、終わってる」
それから三か月。
夜、チャイムが鳴った。
モニターに映っていたのは、別人みたいな夫だった。
髪はボサボサ、スーツはシワだらけ、顔色は灰色。
まるで“自由”に食い尽くされたゾンビ。
「美穂…話がある」
ドアを開けると、夫は震える声で言った。
「悪かった。
俺が間違ってた」
「どのへんが?」
優菜が即ツッコむ。
「寄生虫とか言ってたとこ?女は無能とか言ってたとこ?まとめサイト載ってたよ。“アンチフェミ男の末路”って」
夫が頭を抱えた。
「…どうして言わなかった!」
私は真っ直ぐ見て答えた。
「言ったって、聞かなかったでしょ」
「俺…やり直したい」
「無理よ」
「でも俺が稼いで…」
「稼いでるのに自分で下ろせないの、誰のせい?」
優菜が冷たく言い放つ。
「“真の男”って、手続きもできない男のこと?」
夫は言葉を失った。
私は最後に、きっぱり告げた。
「あなたの望み通り、離婚した。もう他人」
「……」
「二十五年分の家事も心配も、今日で終わり」
ドアを閉めた瞬間、胸の奥がスッと軽くなった。
私が捨てたのは夫じゃない。
“私を寄生虫扱いして平気な人間”を、人生から切り離しただけ。
そして今、私は知ってる。
自由って、声がデカい方が手に入れるものじゃない。
自分の足で立てる人間だけが、静かに持てるものだ。
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